瀬戸内古典語教室

西洋古典を学ぶためのオンライン教室


 この教室は,古代ギリシア・ローマ人が,文明をめぐる先駆的労苦の産物として後世の私たちに残した文字の群れを読み解く力を身につけ,そして,実際に協同で読み解いてみる作業を行うオンラインの小型教室です.

 ギリシア語もラテン語も決して易しい言語ではありませんが,それらを学ぶことよって,私たちは古代人の言葉と直接に向き合い,その声に耳を傾けることができます.また,それらの作品群は,西洋の文化の礎をなすものでもあり,現代を生きる私たちにとっても無縁のものではありません.

 古代ギリシア・ローマの世界,そして,西洋の文化を深く理解したいと思っていらっしゃる皆さまのご参加をお待ちいたしております.

クラスのご案内

初級から中・上級まで,お好きなクラスをお選びになれます.


  • 3ヶ月を 1期とし,1年に 4期となります.
  • 1期あたり 10回のクラス と,6回のクラス とがあります.以下の各クラスの説明をご覧ください.
  • どのクラスも,数期あるいは数年にわたって継続します.
  • 途中からのご参加も歓迎いたします.随時お問い合わせください.
  • zoom を使用したオンライン教室です.パソコン等や通信環境は,各自でご用意をお願いいたします.

■ 基礎となる文法を学ぶ初級クラス

ギリシア語初級クラス

水曜日 20:00–21:30
【2024年 春期 10回】

  • 4月 10日,  17日,  24日
  • 5月   8日,  15日,  22日,  29日
  • 6月   5日,  12日,  19日


 田中美知太郎・松平千秋『ギリシア語入門』(岩波書店,ISBN 9784000225892)を,作文問題も含めて隅々まで学習しようという,意欲的なコースです.約2年間の予定です.
 文法を一度履修した方が,確認のために復習するのにも,適しています.

 2023年10月からスタートしており,前期からの継続となります.進度はそれほど速くはありませんので,途中からのご参加も歓迎いたします.2024年4月は,§124 練習問題25 からとなります.

ラテン語初級クラス


 現在,開講いたしておりません.

■ 作品を読み進めていく読解クラス

『ガリア戦記』読解クラス

日曜日 09:00–10:30
【2024年 春期 10回】

  • 4月   7日,  14日,  21日,   28日
  • 5月 12日,  19日,  26日
  • 6月   2日,    9日,  16日


 カエサルの『ガリア戦記』を読解します.
 ラテン語の初級文法を終えた人たちが,最初に直接ラテン語テキストと格闘する,という仮想的な設定で読んでいます.
 教材は,読解上のサポートとして講師が毎回作成して配布する注解のほか,Caesar De Bello Gallico VII (ed. by J. L. Whiteley, Bristol Classical Press, ISBN 9781853996320) を使用します.

 前期からの継続ですが,途中からのご参加も歓迎いたします.2024年4月は,第7巻58節からとなります.

『アナバシス』読解クラス

日曜日 11:00–12:30
【2024年 春期 10回】

  • 4月   7日,  14日,  21日,  28日
  • 5月 12日,  19日,  26日
  • 6月   2日,    9日,  16日


 クセノポンの『アナバシス』第2巻を読解します.
 この作品は,大学の学部におけるギリシア語教材として突出した人気を得ているもので,初級・中級の仕上げとして最適のものです.
 教材は,読解上のサポートとして講師が毎回作成して配布する注解のほか,M. W. Mather & J. W. Hewitt, Xenophon’s Anabasis Books I-IV (University of Oklahoma Press, ISBN 9780806113470) を使用します.

 2024年4月から新たにスタートしますので,この機会のご参加を歓迎いたします.

『アンティゴネ』読解クラス

日曜日 16:00–17:30
【2024年 春期 6回】

  • 4月 21日,  28日
  • 5月 12日,  26日
  • 6月   2日,  16日


 ソポクレスの悲劇『アンティゴネ』を読解します.
 ギリシア悲劇の韻律についても,そのつど確認をしながら読み進めていきます.進度は,多い日で 30行程度で,問題の多い箇所ではその半分程度です.
 教材は,読解上のサポートとして講師が毎回作成して配布する注解のほか,Sophocles Antigone (ed. etc. by M. Griffith, Cambridge Greek and Latin Classics, 1999. ISBN 9780521337014) を使用します.

 前期からの継続ですが,途中からのご参加も歓迎いたします.2024年4月は,897行目からとなります.

『神々の本性について』読解クラス

 
 キケロの『神々の本性について』を読解します.

 上記の『ガリア戦記』読解クラスで,第7巻を読み終えたあとに,このクラスを始める予定です.

■ 作品の読解とテキスト伝承を学ぶ演習クラス

中世写本を読むクラス

木曜日 19:00–20:30
【2024年 春期 6回】

  • 4月 11日,  25日
  • 5月   9日,  23日
  • 6月   6日,  20日


 この教室を主宰する安西が,念願としてきたクラスの形態です.
 このクラスを開講する背景には,次のような状況があります.西洋古典のテキスト伝承の中心を担っているのは膨大な数の中世写本群ですが,その所蔵主体である欧米の国立図書館等は,ここ十数年来インターネットを使って世界のどこでも写本を読めるようにする努力を続けてきました.そしてこれからも,この努力は続けられるでしょう.
 このことは,私たちも日本に住みながら,欧米の国立図書館に比較的簡単にアクセスできる人たちと変わらない便利さで,中世写本群を読みうる時代にすでになっている,ということです.
 しかし,こうした環境が整いながらも,残念ながら私たちは,西洋古典を伝える中世写本を直接読む経験をまだ少ししか持っていません.また,中世写本を読むには,初歩的な知識や訓練を必要とします.
 そこで,このクラスが目的とするところは,その初歩的な知識や訓練をギリシア語の古典について提供しようというものです.

 このクラスでは,プラトンの『ソクラテスの弁明』を読解し,3つの主要な中世写本の画像を見て,実際に筆写を行ない,また異読を比較検討していきます.

 前期からの継続ですが,途中からのご参加も歓迎いたします.2024年4月は,21b7 からとなります.

★ 写本を見たことがない方のために,必要に応じてキャッチ・アップのためのオリエンテーションをご用意いたします.ギリシア語の中世写本にご興味をお持ちの方は,どうぞお問い合わせください.

授業料

  • 1期 10回のクラス :  25,000円/期
  • 1期   6回のクラス :  15,000円/期


  • 複数のクラスにご参加の場合は,各クラスの授業料の合計額から 20% 割引となります.


  • 前納制です.
  • 期の途中からの参加あるいは途中での退会の場合は,お知らせください.適切な額に調整いたします.


  • 教材の書籍は,授業料に含まれません.各自でお買い求めください.
  • パソコン等の購入や通信に必要な費用などは,授業料に含まれません.各自でご負担ください.

詳しくお知りになりたい方へ

授業内容や形式などに関するご質問がありましたら、お気軽にお問い合わせください.