講師紹介
この教室を運営・主宰しております、教室長の 安西 眞(あんざい・まこと)です。
北海道大学大学院文学研究科での教授職を退官後、自分自身の死の場所は自分で決めたい、といういささか強引な決意を実行して、生まれ故郷に、70歳を過ぎて移転してきました。本人が、何を学問上の専門としてきたか、どんな仕事をしてきたか、というようなことは、追々対談やエッセイなどで綴っていきたいと思っています。
21世紀初頭に、戦前では旧制高校が主に引き受けてきた大学の「教養教育」が廃止されました。そのことについて何かを言うことがこの稿の目的ではありません。ここでご挨拶を兼ねて申し上げたいことは、教育行政上の判断の変更にもかかわらず、不変の事実というものがあって、それは、例えば日本という社会集団の質を決めるのは、その集団を構成する人々の文明に関する「教養」の自己陶冶の質にかかっているということです。そして,そのような自己陶冶の行われ方の一つとして、洋の東西を問わず、かつては古典語が学ばれてきました。
こうした理解を持つ者として、私の場合は、ギリシア語とラテン語で記された西洋古典の作品を学びまた教え続けることが、今日においても必要であると考え、そのような自覚が持ち寄られる場所を提供し続けてまいりたいと思っております。
いささか真面目すぎるご挨拶となりましたが、ギリシア語とラテン語を学び、西洋古典の作品を直接に読みたいと思っておいでの方々、あるいは西洋の文化をより深く理解したいと思っておられる方々のご参加をお待ちいたしております。
ご不明な点は、どうぞご遠慮なさらずに、お問い合わせください。
2024年3月
安西 眞
ホームページのリニューアルに寄せて
ラテン語初級、および一部の読解クラスを担当しております、 末吉 未来(すえよし・みく)です。
この教室の主宰者・安西眞先生の北海道大学での最後の学生の一人であり、修士課程で 2年間ご指導いただきました。また、安西先生と同じく四国に生まれ育ち、日本から、さらに言えば地方から、古典語を学ぶことの意義を考えてきました。
これまでにも、ラテン語を文法から講読まで、多くの初学者の方々に教えてまいりました。瀬戸内古典語教室におきましても、どなたでも安心してご受講いただける授業を目指しております。
2026年2月
末吉 未来